チャイコフスキー「大序曲1812年」の感想

1812年
1812年

1812年とは曲名です。重厚で後半は序曲らしく大変盛り上がります。

作曲者はチャイコフスキー。ロシアの大作曲家でクラシックファンならずとも名前くらいは聞いたことがあると思います。「白鳥の湖」をはじめとする3大バレエ音楽が有名ですね。なんかモンストにもいるらしい?

プロフィールなど

生年月日:1840年5月7日

没年月日:1893年11月6日

出身地:ロシア

代表曲:白鳥の湖・交響曲第6番「悲愴」

子供のころから音楽的才能に恵まれた天才肌。なのですが、親が音楽の道を望んでなかったらしく、法律学校を出て法務省に勤務していたそうです。

そして23歳で法務省をやめて本格的に音楽を志しました。チャイコフスキーのような名の知れた大作曲家は、幼少のころから英才教育とかがお約束なので、珍しい経歴ですね。

チャイコフスキー

ベートーベンが1827年に没しているので、そのあとの世代。「展覧会の絵」のムソルグスキーや「新世界」のドヴォルザークなんかと同世代です。日本では幕末あたりになります。

一番有名な曲は、白鳥の湖かな。あと、誰もが聞いたことがあるといえばピアノ協奏曲第1番でしょう。冒頭部分が特に有名なので聞いてみてください。

序曲1812年感想

よく調べてないのでわかりませんが、演奏会か博覧会用の序曲らしいです。大曲「白鳥の湖」を作曲した後の創作で、あまり力を入れていない曲だとか。

それにしては非常にやかましい系の曲。後半のクライマックスはこれでもかってくらい盛り上がります。まあ、15分前後の曲なので、バレエ曲や交響曲と比べれば片手間なのかもしれません。

そして何といっても最大の特徴が大砲。クライマックスでは大砲がズドンズドンと鳴り響きとんでもない盛り上がりを見せます。

もちろん実際は、空砲といえどホールで大砲をぶっ放すことなどできませんから、バスドラで代用。私が出向いたコンサートでは、客席後方にバスドラ2基、計3基同時にでズドンとやってました。サンプリングもよくありますね。

CDでは本物の大砲での録音も結構あるみたいですよ。自衛隊の音楽隊の野外演奏もちょいちょい行われ、大砲を使うそうです。

ちなみに楽譜ではどうなっているのかな、と思ってヤマハに行ってスコアを購入。見たら「cannon」って書いてありました。キャノン砲って・・チャイコ豪快です。

設定的には、ナポレオンのロシア遠征(1812年)を描写し、クライマックスはロシアの勝利で大騒ぎ、みたいな感じらしい。祝砲ぶっ放すくらいなので、当然フォルティシモの大合奏。いや、うるさいこと。好きですけど。

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