トリプルスリーって何?本当に流行した?

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2005年度の流行語大賞は

「トリプルスリー」 「爆買い」

以上になったみたいですが、これがまた不評の嵐。

特にトリプルスリーがひどい。

爆笑問題の田中裕二さんなど、多くの有名人も

これが大賞?的な疑問のコメントを述べていますね。

ネット上でもその傾向はあり、ツイッターをはじめとするSNSや

コメント投稿なども、トリプルスリー?何それ。って感じです。

とあるサイトのアンケートで

「トリプルスリー知ってましたか?」という案件で

・知っていた 23%
・聞いたことはある 5%
・受賞で初めて知った 72%

という結果。ちなみに投票数は25000票くらい。

まあ、世論も「は?」と言っていいのかもしれません。

たしかにトリプルスリーって専門用語に近いですからね。

一応、説明しておきますと、野球用語、というかプロ野球用語かな。

1シーズンで「打率3割・本塁打30本・盗塁30個」をクリアしたこと。

正直、私(ガキの頃から巨人ファン)も

ちょくちょく聞く言葉だけど、なんだっけ?って感じ。

試合中継やスポーツニュースで、たまにこの言葉が出てくるたびに

3割、30本、30打点かな?いや30打点は少ないだろ・・・

とか思ってました。

これ結構すごいことで、あの王、長嶋でさえ未達成な記録なんです。

さすがにイチローは達成してると思ったのですが、これまた未達成。

余談ですが、ミスターこと長嶋さんは、

なんとデビューの年に実はほぼ達成したとのこと。

打率、盗塁はクリアしたのですが、ホームランが惜しくも29本。

しかし、一塁ベース踏み忘れの幻の1本があるので

記録上は未達成ですが、実質達成しています。

そして、歴代何人達成しているかというと、

2015年の柳田選手、山田選手を含め、たったの10人。

それまでは、プロ野球長い歴史の中で、8人しか成し得なかった大記録なんです。

岩本義行  1950年
別当薫   1950年
中西太   1953年
簑田浩二  1983年
秋山幸二  1989年
野村謙二郎 1995年
金本知憲  2000年
松井稼頭央 2002年
山田哲人  2015年
柳田悠岐  2015年

その大記録が、シーズンで2人達成となると

65年ぶりの快挙なので、プロ野球ではものすごく話題になったんです。

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でも、流行語、しかも年間大賞ほどのもの?と思うのは

私も世論と同じ感覚。

個人的にはうれしいですよ。

野球用語が社会的な流行語として認知されるって

重い言葉が軽くなる側面もありますが、

基本的にファンにとってはうれしいことです。

それにプロ野球といえば、人気に陰りが出てきたとはいえ

まだまだ国民的スポーツといって

間違いではないでしょう。

だからって・・流行語大賞って・・

うれしいけど・・無理があるでしょ。

個人的感想でした。

さらに余談ですが、

トリプルスリー、ちょっと調べたおかげで

プロ野球ファンとしてはおもしろい記録も知ることが出来て

よかったです。

1950年 川上哲治  打率313. 本塁打29本 盗塁34個

1958年 長嶋茂雄  打率305. 本塁打29本 盗塁37個

1962年 張本勲   打率333. 本塁打31本 盗塁23個

1963年 張本勲   打率280. 本塁打33本 盗塁41個

1975年 山本浩二  打率319. 本塁打30本 盗塁24個

1976年 衣笠祥雄  打率299. 本塁打26本 盗塁31個

1995年 イチロー  打率342. 本塁打25本 盗塁49個

2000年 小笠原道大 打率329. 本塁打31本 盗塁24個

あと一歩で大記録を逃した人たちです。

イチローはやっぱり惜しい年があったのですね。

意外なのが、張本勲、山本浩二、衣笠祥雄の盗塁。

この3人、現役のいわゆる晩年しか知らないから

ちょっとびっくりしました。

若いときは走ったのですねぇ。

しかも衣笠なんか盗塁王を獲得したこともあるというから

さらに驚愕。いや意外でした。

では、また次の記事でお会いしましょう(^o^)/

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