冬至

一年で最も夜が長い日、冬至。かぼちゃやゆず湯は広く認知されていますね。でも、冬至にまつわる「ん」の付く食べ物ってご存知でしょうか。

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「ん」が付く冬至の七種

 

七種と書いて「ななくさ」と読むそうです。とうじのななくさとは「ん」が2回付く七つの食べ物で、冬至に食べると新年に運を呼び込めるといわれています。

・南瓜(なんきん)
・蓮根(れんこん)
・人参(にんじん)
・銀杏(ぎんなん)
・金柑(きんかん)
・寒天(かんてん)
・饂飩(うんどん)

以上の七つ。ちなみに南瓜(なんきん)とはかぼちゃのことで、饂飩(うんどん)はうどんのこと。冬至のかぼちゃはここから来てるのですね。

冬至

かぼちゃは広く浸透しているようで、私の家の近所にある八百屋さんや近隣のスーパーなどでも、冬至の日はかぼちゃを売り出しています。

要するに「ん=運」ということ。「運盛り」と呼ばれる風習で、んが付く食べ物を食べたりお供えしたりして縁起をかつぎます。

その他の冬至の食べ物

冬至

地域によっては小豆をお粥にした冬至粥を食べるところも。古くから小豆の赤い色は邪気を払う力があるといわれ、それを冬至に食する地方があるとのこと。

また、こんにゃくは体内にたまった砂(不必要なもの)を出す、という意味がある風習の「砂おろし」として食されますが、これを地域によっては冬至に食べるらしいです。

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冬至とは

冬至

とうじと読みます。毎年12月22日ごろで、一年の中で最も昼が短く夜が長い日。二十四節気の一つで、旧暦ではこよみの起点とされていたそうです。

冬至前後って本当に昼が短いなぁ、と実感しますよね。もちろん地域によりますが、私の住んでいるところは、夕方17時には完全に日没し、辺りは真っ暗です。

ちなみに二十四節気とは「にじゅうしせっき」と読み、一年を約15日ずつ24等分して、それぞれ季節に因んで付けた名称のこと。

よくメディア等で「暦の上では春」と言っている「立春」もその一つ。私たちに馴染み深い、春分秋分なども二十四節気の一つです。

ゆず湯

冬至

冬至といえば、かぼちゃもそうですが、ゆず湯もお馴染み。この日は銭湯などもゆず湯にするところが多く見られます。なぜ、ゆず湯なのでしょう。

まずは前述した冬至の七種で運を呼び込む風習がありますが、その前に柚子湯に浸かり身体を清め厄払いをする、ということらしいです。

次に語呂合わせが由来ともいわれていますね。「柚子が効く冬至」=「融通が効く湯治」ということで湯治の風習という説もあるそうです。

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