わが国日本では、一年で最も昼が長い日として知られていますが、これって世界中そうなのでしょうか?たぶん違うと思って調べてみました。
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北半球と南半球
夏至とは対極である冬至。昼が最も短い日ですが、ザックリ言うと日本がある北半球が夏至の時、南半球では大体冬至だそうです。
なぜ逆?
そりゃそうだろ、という方もいらっしゃるとは思いますが、一応説明を。上の画像は真ん中が地球で、黄色い線が「黄道」といって太陽の軌道。
もちろん実際は地球が回っているのですが、地球から見た太陽の通り道ということで。赤い線は赤道を広げた線と思っていただければ。
この図によると、黄道の12時の位置が秋分とすると、6時が春分。そして、3時の位置がが夏至で9時が冬至となります。何となくわかりますよね?
北半球では3時の位置のとき斜め上に太陽があります。逆に南半球から見れば、3時の位置のときは斜め下に太陽があることになるのです。9時の位置ではその逆。
ちなみにこの日、北極圏では一日中太陽が沈まない、いわゆる白夜に。逆に南極圏では一日太陽が昇ることのない極夜になるそうです。
夏至とは
げしと読みます。大体6月21日前後で、春分や秋分と違って祝日にはなりません。1年で最も昼が長く夜が短い日。二十四節気の一つです。
ちなみに二十四節気は「にじゅうしせっき」と読み、一年を24に分けそれぞれ季節にちなんだ名称をつけたもの。立春とか大寒などもそうです。
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日本では梅雨のシーズンでもありますね。夏に至るにはちょっと早いですが、すぐそこまで夏が来ていて、梅雨が明ければ暑くなるなぁと憂う時期ではないでしょうか。
夏至の風習
日本では冬至にいろいろな風習がありますが、夏至には目立った風習はないようです。ただ、ヨーロッパなどでは、食べ物や祭りの風習があるそうです。
ノルウェーあたりでは北極に近いため、昼がめちゃくちゃ長く真夜中でも明るいとか。そのためか全国民で夏至祭りを祝うとのこと。
また、あまり知られてないですが、日本でも関西で夏至にたこを食べる風習がある地域があったり、関東では焼き餅を食するところもあったりするそうです。
夏至まとめ
日本では夏至ですが、世界では違いました。ただ、太陽が日本でいう夏至の位置にある瞬間は地球全体がそうであるので、特別な日であることは共通ですね。
それにしても本当に夏至の日は昼が長いですね。私の住んでいる地域では、夜8時前ごろでもまだ西の空が明るかったりしますから。
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