秋分

ご存知、昼と夜がほぼ同じ長さとなる秋分の日。春分の日と同じく国民の祝日ですが、年によって9月22日だったり23日だったりしますが、どうやって決めているのでしょう。

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秋分の日の決め方

結論から申し上げますと「地球が秋分点を通過する日」だそうです。春分の日のページでも説明しましたが、一応ここでも述べさせてください。

春分,秋分

黄色い線が黄道といって地球から見た太陽の軌道。赤い線は天の赤道。赤道を外側へ延長したような感じ。この黄道と天の赤道の交差点が春分点と秋分点。

太陽が秋分点に来ると、地球の真横から、赤道の上から照らされている感じ。この日北極点、南極点で太陽を見ると、地平線と重なるように動き、昇りも沈みもしないそうです。

秋分の日の決め方を厳密にいうと

祝日法の上では「秋分日」としており、地球が秋分点を通過する日(日本時間)としている。国立天文台が作成する『暦象年表』という小冊子に基づいて閣議で決定され、前年2月第1平日付の官報に「暦要項」を掲載することにより発表される。

つまり、天文学での秋分日は2年後以降も計算によって求められるが、2年後以降の秋分の日は確定していない。ただしこれまでに、天文計算によって求められた秋分日の日付以外の日が秋分の日とされたことはない。

引用元:ウィキペディア

とのことです。

余談ですが、秋分の日が21日かつ月曜になった場合、敬老の日と重なるそうです。計算上、2876年になるとのこと。えーと何年後?

シルバーウィーク

秋分

敬老の日が9月15日固定だったのが、2003年から9月第3月曜となりました。いわゆるハッピーマンデーですね。その関係でシルバーウィークなるものが発生。

秋分の日が水曜になった場合は月曜が敬老の日ですから、祝日法の規定により間の火曜日も祝日。土日も含めると5連休となるわけです。

近年では2009年と2015年がそうでした。次は2026年とちょっと先。ただ2020年は計算上、秋分の日は火曜日。土日含め4連休となる見込みだそうです。

秋の彼岸

秋分

春もそうですが、お彼岸の期間は秋分の日(春は春分の日)を中日とする前後3日、計7日間となります。一般的にお墓参りをする期間ですね。

彼岸をちょっと調べてみたのですが、彼岸とは悟りの世界でご先祖様のいる極楽のことを言うそうです。それに対し我々がいる世界は此岸(しがん)。

彼岸は西に位置し此岸は東に。春分の日と秋分の日は太陽が真東から昇り真西に沈むため彼岸と此岸が最も通じやすい日、ということでご先祖の供養をするらしいです。

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秋分の日まとめ

一年を約15日ごと24に分け、それぞれに季節にちなんだ名称を付けた二十四節気の一つ秋分。冬至や立春などもその一つですね。

昼と夜がほぼ等しい日とされていますが、実際は昼が少しだけ長いそうです。その年によって誤差が異なりますが、平均14分ほど。

秋分の日、秋の彼岸の頃になると、やっと暑さが和らぐ感がありますね。近年、日本のほとんどでは猛暑の傾向にあるので、暑がりの私は待ち遠しい時期です。