祝日でもあるので馴染みのある春分の日ですが、たまに「去年と一日ズレてる」と思った時ないですか?いったいどうやって決めているのでしょうか。
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春分の日の決め方
春分とは、ご存知のとおり昼と夜がほぼ同じ長さになる日。これ、毎年同じ日ならいいのですが、たまにズレます。つまり、どなたかが毎年決めている、ということなんです。
結論から言うと、毎年「国立天文台」が春分の日を算出して決めているそうです。昼と夜、つまり地球と太陽が関わるので、天文台の出番、ということですね。
厳密に説明すると
春分の日は、国立天文台の算出する定気法による春分日を基にして閣議決定され、前年2月1日に暦要項として官報で告示される。
引用元:ウィキペディア
だそうです。
どうなれば昼夜が同じに?
まぁ、この辺は好奇心だけというか、知ったところでみたいな部分でもありますが、調べてみたので一応説明をさせていただきます。
天の赤道と黄道
どうなれば、というのは「地球と太陽の位置関係がどうなれば」昼と夜の長さがほぼ等しくになるのか、ということになります。
天の赤道とは、地球の赤道を宇宙側に延長した感じ。黄道とは地球から見て太陽が一年かけて通る道筋。もちろん実際は地球が太陽の周りを回っています。
その天の赤道と黄道が交わるところが2つあり、一つを春分点とし黄経0度という基準にしたそうです。そしてもう一つの交点を黄経180度とし、秋分点に。
この2つの分点に太陽があるときは、簡単にいうと地球を真横から日照している感じ?だと思うので、昼と夜がほぼ同じ長さになるということですね。
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ちなみに、この時北極点と南極点で太陽を観測すると、地平線と重なるように動き、昇りも沈みもしないそうです。そして赤道上では正午に太陽が真上になります。
春のお彼岸
お彼岸の期間はどうやら春分の日と秋分の日を基準にして決まるようです。春の彼岸は「春分の日を中日とした前後3日間」だそうです。
春分の日の前3日と後3日、計7日間で、最初の日を彼岸の入り、最後の日を彼岸明けといいます。入りと明けはよく耳にしますね。
あと、お彼岸に供える「ぼたもち」と「おはぎ」。同じものですが漢字だと「牡丹餅」と「お萩」。そうです。春はぼたもちで秋はおはぎなんです。
牡丹は春の植物で萩は秋ですからね。まぁ、地域によって異なるとは思いますが、近年は年中「おはぎ」と言うのが一般的になっているようです。
まとめ
一年を24に区切り、それぞれ季節にちなんだ名称を付けた二十四節気の中の一つ、春分。特に主要4つが、冬至・夏至・春分・秋分。「二至二分」と言うらしいですよ。
余計な情報かもしれませんが、春分の日、実は昼のほうがちょっとだけ長いそうです。その年によって誤差は異なりますが、平均14分ほど。
なので「長さがほぼ同じ」「ほぼ等しい」という表現をしました。あと、なぜ日にちがズレるのか?一年は365日と6時間弱。よってうるう年があるのですが、その関係でしょう。
暦の上では春、と言われる「立春」より、はるかに春を感じる春分の日。暑さ寒さも彼岸までって本当だなあと毎年感じています。
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